施工実績

圓満寺

 

施工担当者より

 圓満寺御本堂新築工事は、東日本大震災の影響で以前あった本堂が使用出来なったための本堂の建替工事です。
 本建物は、上屋は本格的な社寺建築と、地下の祭具庫で構成されています。始めに地下工事としての、掘削床約4.0mの土留めを行いました。敷地も狭く大型ダンプがギリギリ入る状況での基礎工事でした。上屋に関しては、宮大工である石巻の武山工務店様の協力を得て完成しました。化粧部分には、ケヤキ、ラオス桧、カナダ桧を使用し、構造部分は、米松、杉を使用しました。屋根は、銅板の十文字四つ切葺きとなっています。
 本堂(大間、内陣)の柱は、ケヤキ直径45cmを使用し、その他の柱は、ラオス桧、カナダ桧直径30~39cmを使用しております。また、東奥ノ間(床の間)には、同敷地に有った漆を使用し、開山堂の段木も同敷地に有った桜を使用しています。各部材自体は大きいのですが、建物全体が大きいのでバランス良く見えると思います。社寺建築は、継承技術が必要で、簡単に建替えることができません。これから末永く使用して頂くことにより屋根や木が、月日が経つにつれ更に良い風合いが出てくると思います。
 最後になりましたが工事期間中は、ご協力いただいた発注者様、設計事務所様、工事関係者の皆様、檀家の皆様、近隣の皆様のお陰で、無事故・無災害で無事完成することが出来ましたこと、心より感謝申しあげます。

工事所長

伊藤 政隆

 

発注者

 宗教法人圓満寺

設 計  株式会社竹澤古典建築設計事務所
竣 工  2012年12月
構 造  木造1階(地上)
 鉄筋コンクリート造1階(地下)
延床面積  994.23㎡
場 所  岩手県一関市

未来を変えるのは
あなた自身

 

採用情報

 

 

 

 

より良い未来を築くために

 

技術情報

 

 

 

 

上に戻る