施工実績

須川高原温泉株式会社

 

施工担当者より

 須川高原温泉は一関インターより国道342号線を西に進み栗駒山の岩手県側中腹、標高1,125m地点で、秋田県との県境付近にあります。

 平成20年6月14日に発生した岩手・宮城内陸地震により、それまであった大浴場が半壊したため、今回、それを解体して新たに大浴場と大広間を新設する工事となりました。

 工事は、平成20年9月20日より、実施設計と平行してスタートしました。

 10月中旬より、解体工事が始まり、平成20年度は、11月13日に上部構造物の解体が完了したところで冬季閉鎖を迎えました。

 平成21年度は、4月20日より工事を再開し、基礎解体、解体材搬出をえて、6月から本工事開始となりました。基礎工事では、岩盤や大量に湧き出る温泉水のために困難を極めましたが、発注者である須川高原温泉様、設計監理の橋階建築設計事務所様と我々施工者が一丸となって工事を進め、10月10日に大浴場をオープンすることができました。

 今回のオープンした建物の特徴としては大きく2つあり、1つ目は大浴場で、壁と床に木をふんだんに使っており、やわらかく暖かい雰囲気を醸し出しています。また、サウナ、露天風呂も併設され、今までの大浴場に無かった設備も新しく設置されております。

 2つ目としては、エレベーターの新設です。フロント及び食堂と宿泊部屋への往来がエレベーターの設置により、かなり便利になりました。

 長らくの間、大浴場が無く御利用者の方々には、ご不便をお掛けしました。現時点では冬季閉鎖中のため御利用できませんが、春になり営業開始となったおりには、常連さんの方はもちろんのこと、今まで行かれたことのない方も、ぜひ、新しい大浴場をご堪能してみてください。

 最後に、須川高原温泉様、橋階建築設計事務所様、協力会社各位、今回の工事に携わった皆様方に工事が無事に完了したことを御礼申し上げます。

工事所長

及川 幸一

 

発注者  須川高原温泉 株式会社
設 計  橋階建築設計事務所
竣 工  2009年11月
構 造  鉄筋コンクリート造3階建
延床面積  753.40㎡
場 所  岩手県一関市

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